縮毛矯正が長持ちするシャンプーの選び方【成分で選ぶ】

未分類

「縮毛矯正した後のシャンプー、結局どれを選べばいいの?」

「アミノ酸系がいい」とはよく聞くけど、ドラッグストアに行くと種類が多すぎてどれがアミノ酸系なのかすら分からない。

そこで今回は、成分表の読み方から具体的に解説します。

この記事を読めば、ボトルの裏を見て「これは縮毛矯正後の髪に合うか合わないか」を自分で判断できるようになりますよ。

ちなみに、「ノンシリコンがいい」という話もよく聞きますよね。これについても美容師として正直な意見をお話しするので、ぜひ最後まで読んでみてください。

縮毛矯正後の髪が「シャンプーに求めていること」

シャンプー選びで迷っている女性

選び方に入る前に、そもそも縮毛矯正後の髪がどんな状態なのかを整理しておきます。

縮毛矯正後の髪は水分・タンパク質・油分が不足しています。キューティクルも開きやすく、外部の刺激に敏感な状態。

この髪がシャンプーに求めているのは、大きく3つです。

①やさしく洗えること(必要な油分まで取りすぎない)
②弱酸性であること(髪のpHを安定させる)
③補修・保湿成分が入っていること(失われた栄養を補う)

これを踏まえて、成分表の見方を解説していきますね。

成分表の読み方|「最初の5つ」で8割分かる

シャンプーの内容成分

シャンプーの成分表は、配合量が多い順に書かれているというルールがあります。

写真にも「水、コカミドプロピルベタイン、ラウラミノ~」とありますよね。

つまり、最初に書いてある成分ほどそのシャンプーの中にたくさん入っているということ。

ほとんどのシャンプーは1番目が「水」です。大事なのは2番目〜5番目あたりに書いてある洗浄成分。ここを見るだけで、そのシャンプーが髪にやさしいかどうか、かなり判断できます。

成分表の見方は、最初の5つをチェックするだけでOK。1番目は「水」なので、2〜5番目に書いてある洗浄成分を確認しましょう。

縮毛矯正後の髪に向いている洗浄成分

いわゆる「アミノ酸系シャンプー」に含まれる洗浄成分です。ただし、アミノ酸系にもいくつか種類があって、それぞれ特徴が違います。

グルタミン酸系(しっとり仕上がり)

成分名:ココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸TEA など

アミノ酸系の中でも特に洗浄力がやさしく、しっとりした仕上がりになるタイプ。

乾燥しやすい髪やダメージが大きい髪に向いています。縮毛矯正後の髪との相性はかなりいいですよ。

ただし、皮脂が多い方や男性だと洗い上がりに物足りなさを感じることも。

アラニン系(バランス型)

成分名:ラウロイルメチルアラニンNa など

洗浄力と保湿のバランスが良い、一番使いやすいタイプ

しっとりしすぎず、さっぱりしすぎず。男女問わず使いやすいので、迷ったらこの成分が入っているシャンプーを選べば大きく外れません。

タウリン系(軽い仕上がり)

成分名:ココイルメチルタウリンNa など

アミノ酸系の中ではやや洗浄力が高く、軽めの仕上がり

細い髪や脂性肌の方に向いています。ペタンとしやすい髪質の方はこちらの方が合うかもしれません。

「アミノ酸系」と一口に言っても種類がある。しっとりが好きならグルタミン酸系、バランス重視ならアラニン系、軽さが欲しいならタウリン系。自分の髪質と好みで選んでみてください。

避けた方がいい洗浄成分

反対に、縮毛矯正後の髪にはあまり向かない成分もあります。

高級アルコール系(ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Na)

市販の安価なシャンプーに多く使われている洗浄成分です。

洗浄力が非常に強く、泡立ちもいいのですが、縮毛矯正後の髪には刺激が強すぎます

必要な油分まで洗い流してしまうので、使い続けるとパサつき・ごわつき・持ちの悪化の原因になります。

成分表の2〜5番目に「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」が書いてあるシャンプーは、縮毛矯正後の髪には避けた方が無難です。泡立ちがいい=やさしいではないので注意してください。

オレフィン(C14-16)スルホン酸Na

「硫酸系フリー」と謳っているシャンプーの中に、代わりに入っていることがある成分です。

硫酸系ほどではないですが、洗浄力はかなり強め。「硫酸系不使用」の表記だけで安心せず、この成分が入っていないかもチェックしておきましょう。

「ノンシリコンがいい」は本当なのか

ここで正直にお話しします。

「ノンシリコンシャンプーの方が髪にいい」という情報を信じている方は多いですが、縮毛矯正後の髪に関しては、必ずしもそうとは言えません

シリコンは「悪者」じゃない

シリコン(ジメチコン、アモジメチコンなど)は、髪の表面をコーティングして摩擦を減らし、指通りを良くする成分です。

縮毛矯正後のキューティクルが開きやすい髪にとって、このコーティング効果はむしろありがたい。摩擦から髪を守ってくれるし、湿気のバリアにもなります。

ノンシリコンが向いているケース

ノンシリコンが合うのは、髪が細くてペタンとしやすい方や、コーティングの蓄積(ビルドアップ)が気になる方です。

「髪がベタベタしやすい」という方はノンシリコン処方がおススメです。

 

ただ、対になっているコンディショナーやトリートメントには結局必ずシリコンは入っています。

美容師としての正直な意見

「ノンシリコンだから良い」「シリコンだから悪い」ではなく、自分の髪質に合っているかどうかが全て。
縮毛矯正後の髪がパサつきやすいなら、シリコン入りの方がまとまりやすいケースも多いです。「ノンシリコン」という言葉だけで選ぶのはおすすめしません。
それに今のシャンプーにはあえてシリコンが入っているものはほとんどありません。
結局コンディショナーやトリートメントで髪にシリコンは付けるので、必要以上に警戒する必要はありませんよ。

注目したい補修・保湿成分

栄養エキスイメージ
洗浄成分の次にチェックしたいのが、補修・保湿の成分です。

補修系の成分

加水分解ケラチン——髪の主成分であるタンパク質を補う。ダメージホールを埋めてくれる
ヘマチン——ダメージ補修に加え、残留アルカリの除去効果も。縮毛矯正後に特におすすめ
加水分解シルク——髪に弾力とツヤを与える

保湿系の成分

セラミド——キューティクルの隙間を埋めて、水分の蒸発を防ぐ
ヒアルロン酸——高い保水力で髪に潤いを与える
ホホバオイル——髪に近い構造のオイルで、自然な保湿効果

全部入っているシャンプーを探す必要はありません。

大事なのは、「洗浄成分がやさしいこと」が大前提で、そのうえで補修・保湿成分が入っていればなお良いという考えです。

成分表は配合量が多い順に書かれているので、最初の5〜6個で洗浄成分をチェックして、そのあとに上で紹介したような成分が入っていれば、縮毛矯正後の髪と相性のいいシャンプーだと思ってOKです。

成分表を全部読み解くのは大変なので、まずは「洗浄成分がアミノ酸系かどうか」だけチェック。
そこをクリアしていれば、あとは補修・保湿成分がひとつでも入っていればまず問題ありません。

韓国で注目されているボンディング系成分

最近、韓国のヘアケア市場で注目されているのが「ボンディングケア」の考え方です。

これは、ダメージで切れてしまった髪内部の結合(ボンド)を、外から補修するというアプローチ。
ペプチドやセラミド系の成分がこの役割を担っています。

実際に韓国のスキンケア大手COSRXは、独自開発のペプチド成分「PEPTIDE-132」を使ったヘアボンディングラインを発売し、大きな話題になりました。
このペプチドは、髪の主成分であるケラチンに直接結合して、ダメージで壊れた結合を内側から補修するというものです。
(参考:COSRX公式「From Skin Care to Hair Care」)

業界メディアでもこの流れは「ヘアケアのスキニフィケーション(skinification=スキンケア化)」と呼ばれており、
ペプチドを配合したヘアケア製品の新商品数は世界的に29%増加しているとも報じられています。
(参考:Personal Care Insights「Cosrx debuts peptide-based hair care amid rise of skinification」)

縮毛矯正は髪の結合を切って再結合させる施術なので、ボンディングケアとの相性は理論的にかなり良いのです。

韓国では「シャンプーの段階から結合補修をする」という考え方が広まっています。
セラミドやペプチドが配合されたシャンプーは、縮毛矯正後の髪と相性がいいので、成分表で見かけたらチェックしてみてください。
セラミドはそのまま入っていますが、ペプチドは「加水分解ケラチン(羊毛)」と書いてあります。ケラチンを加水分解するとペプチド(PPT=ポリペプチド)になります。

価格帯別の選び方ガイド

シャンプーにかけられる予算は人それぞれなので、価格帯別に選び方の目安と、実際に成分が優秀なシャンプーを紹介します。

ここで紹介するのは、この記事で解説してきた「洗浄成分」「補修・保湿成分」の基準をクリアしているものだけ。

美容師として成分表を見て「これなら縮毛矯正後の髪に自信を持っておすすめできる」と思えるものを選びました。

1,000円台(ドラッグストア・通販の市販品)

この価格帯でもアミノ酸系のシャンプーはあります。成分表をしっかり見て、硫酸系が主成分でないものを選べば十分使えます。

全ての成分が理想通りとはいかないかもしれませんが、「洗浄成分がやさしいこと」が最優先。そこさえクリアしていれば市販品でもOKです。

おすすめ① ORBIS(オルビス)モイストセラムシャンプー
1,430円 / 420ml

アミノ酸系洗浄成分ベースで低刺激。注目すべきはセラミドが5種類も入っている点です。さらに加水分解シルクと加水分解エラスチンも配合されていて、「うねりが気になる」「パサつく」という縮毛矯正後の悩みにかなりフィットする処方になっています。

洗浄力はマイルドなので、スタイリング剤を多く使う方はしっかり予洗いしてから使うのがポイントです。

おすすめ② Qurap(キュラップ)シャンプー ラッピングモイスト
1,540円 / 440ml

このシャンプーの面白いところは、洗浄成分自体にPPT(ポリペプチド系)が使われていること。洗いながら補修してくれるタイプです。

加水分解ケラチン(羊毛)+加水分解シルク+ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)という、記事前半で紹介した補修成分がしっかり入っています。1,500円でこの内容はかなり優秀。「予算は抑えたいけど成分も妥協したくない」という方に向いています。

1,000円台でも、成分表をちゃんと見れば縮毛矯正後に使えるシャンプーは見つかります。「アミノ酸系洗浄成分」+「セラミドやケラチンなどの補修成分が1つでも入っている」ことを基準に選んでみてください。

1,500〜3,000円(サロン品・高品質市販品)

この価格帯になると、洗浄成分がやさしいのはもちろん、補修・保湿成分もしっかり配合されているものが増えます。

縮毛矯正の持ちを本気で良くしたいなら、このあたりの価格帯が一番コスパがいいです。

おすすめ③ plus eau(プリュスオー)シャンプー リポア しっとり
1,650円 / 450ml

正直に言うと、この価格帯では頭ひとつ抜けています。加水分解シルク3種+加水分解ケラチン2種+ヘマチン+ペリセア+セラミド5種と、この記事で「注目したい」と紹介した補修・保湿成分がほぼ全部入っているんですよね。

シルク成分を微粒子化した独自処方で、サラサラ感も高評価。1,650円でこの成分構成は破格です。

おすすめ④ ファシナート シャンプー AC(アミノコントロール)
1,944円 / 250ml

業務用メーカーのフィヨーレが作っている、知る人ぞ知るシャンプー。ヘマチン+ペリセアの組み合わせで、縮毛矯正後の残留アルカリ除去と内部補修を同時にやってくれます

250mlとやや少量で単価は高めですが、くせ・うねりを抑える処方としてはかなり本格的。美容師の中でもファンが多い製品です。

この価格帯は「成分の充実度」と「毎日使い続けられるコスト」のバランスが一番いいゾーン。縮毛矯正の持ちを良くしたいなら、まずはこのあたりから試してみるのがおすすめです。

3,000円以上(サロン専売品・ハイエンド)

美容室でしか買えない専売品や、成分にこだわったハイエンドシャンプー。

成分のクオリティは間違いないですが、続けるにはコストがかかります。「最初の1〜2ヶ月だけサロン品を使って、髪が安定したら中価格帯に切り替える」という方法もアリですよ。

おすすめ⑤ PPTコラーゲン&シルクシャンプー(アイナボーテ)
3,850円 / 400ml

このシャンプーは洗浄成分そのものがPPT(ポリペプチド系)。一般的なアミノ酸系洗浄剤の約2.5倍のコストがかかる最高級原料で、洗うだけで髪の内部を補修してくれるという処方です。

加水分解ケラチン+ヘマチン+ペリセアのトリプル配合で、縮毛矯正やカラーで傷んだハイダメージ毛に特化しています。逆に言うと、健康毛にはオーバースペック。「縮毛矯正+カラーで髪がかなり傷んでいる」という方にこそ使ってほしい1本です。

おすすめ⑥ ハーバニエンス シャンプー(さくらの森)
3,740円 / 300ml

洗浄成分が全てアミノ酸系のみで構成されているのが特徴。ペリセア+加水分解シルク+加水分解コラーゲン+5種のオーガニック植物オイル(アルガン・バオバブなど)配合で、保湿力がかなり高い処方です。

累計150万本販売の実績があり、安全性の評価も高め。洗浄力はマイルドなので脂性肌の方にはやや物足りないかもしれませんが、縮毛矯正後の乾燥しやすい髪にはちょうどいいバランスです。

美容師として正直に言うと、「高ければいい」わけでもないし「安いからダメ」でもない。大事なのは成分表を見て自分の髪に合っているかを判断すること。

個人的には、コスパで選ぶならプリュスオー リポア(1,650円)が一番バランスがいいと思います。
この記事で覚えた成分の見方で、ドラッグストアでも自分に合うシャンプーは見つけられますよ。

まとめ 成分表の見方さえ覚えれば、もう迷わない

今回のポイントをまとめます。

・成分表は配合量が多い順。2〜5番目の洗浄成分をチェック
・アミノ酸系の中にも種類がある(グルタミン酸系・アラニン系・タウリン系)
・「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」が主成分のシャンプーは避ける
・ノンシリコン信仰に惑わされず、自分の髪質で判断する
・ヘマチン、セラミド、ケラチンなどの補修・保湿成分にも注目
・韓国で注目のボンディング系成分(セラミド・ペプチド)は縮毛矯正毛と相性◎
・高ければいいわけじゃない。成分を見て自分で選べるようになるのが最強

シャンプーは毎日使うもの。だからこそ、何となくCMや口コミで選ぶより、自分の目で成分を見て選べるようになった方がずっといいです。

この記事で覚えたことを使って、次にドラッグストアに行ったときにぜひボトルの裏をチェックしてみてくださいね。

→ 「縮毛矯正後のシャンプー、何時間後からOK?
→ 「縮毛矯正後のトリートメント、毎日必要?頻度と正しいやり方

コメント

タイトルとURLをコピーしました